初心者でもわかる!動画編集のコツ ~基本的な流れ、押さえておきたい用語~

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2021.07.16

初心者でもわかる!動画編集のコツ

みなさんは動画編集に関して、どんなイメージを持っていますか?


「編集は好きだけど、仕事となるとセンスを必要とされそう」


「動画の勉強をしないとできなさそう」


「場所を選ばず働けるようだけど、実際はそんなに稼げないのではないか…?」


なんて思っている人もいるのではないでしょうか。


プロの動画クリエイターと呼ばれている人たちは確かに専門性の高い知識を持っていますが、
実は基本的なところを覚え、コツを掴んでしまえば動画編集をマスターすることができます。


基本的なところから応用していき、幅を広げて副業として収入を得ていたり
さらに専門性を高めるためにスクール等で勉強をしてプロフェッショナルとして
動画編集専門の道を極めている人も多かったりします。


今日は、動画編集に興味がある方に向けて、動画編集の基本的な進め方や
最低限押さえておきたい専門用語を解説します。


この記事を読んで「私も動画編集をやってみたい!」「動画づくりって楽しそう!」と
思っていただけたら嬉しいです。

 


 ♦︎目次

 動画編集の基本的な流れ
  流れ1:パソコンと動画編集ソフトを用意する
  流れ2:ソフトに動画や画像をアップロードする
  流れ3:素材を切り貼りする
  流れ4:細かな装飾を施す(BGM、字幕など)
  流れ5:一つの動画として出力する

 ◎動画編集をするときに押さえておくべき用語リスト(初心者編)
  1 動画編集で使用される比率や解像度など
   ・アスペクト比
   ・解像度(かいぞうど)
   ・フレーム
   ・FPS(えふぴーえす)

  2 動画編集で使用される用語
   ・圧縮(あっしゅく)
   ・コーデック
   ・エンコード
   ・デコード
   ・メモリー
   ・レンダリング
   ・プロジェクト
   ・プログラムモニター
   ・トリミング
   ・シーケンス
   ・チャプター
   ・クリップ
   ・ビン
   ・ネスト
   ・ミキサー
   ・キーフレーム
   ・クロマキー

  3 動画編集で使用される効果の名称
   ・エフェクト
   ・トランジション
   ・暗転(あんてん)
   ・ディゾルブ
   ・イーズアウト
   ・イーズイン
   ・フェードアウト
   ・フェードイン

  4 動画編集で使用する音声
   ・オーディオ
   ・ノイズ
   ・効果音(こうかおん)
   ・ミュート

  5 動画編集で使用するカット
   ・カット
   ・カット割り
   ・ジャンプカット

      まとめ

動画編集の基本的な流れ

初心者でもわかる!動画編集のコツ

まずは、押さえていただきたい動画編集の基本的な流れを5つに分けて説明していきます。


動画の編集ソフトが変わったとしても、ボタンやツールの位置が違うだけですので、一旦流れを理解できれば、他のソフトに乗り換えるときでもスムーズになります。



流れ1:まずはパソコンと動画編集ソフトを用意する

初心者でもわかる!動画編集のコツ

まず必要なものはパソコンと編集ソフトです。


動画の編集はファイルを読み込んだり出力したりするため、容量が必要になります。


空き容量が少ないと、パソコンの動作スピードが遅くなってしまうため注意が必要です。


パソコンのスペックの容量目安としては

  1. CPU: Core i7以上
  2. メモリ: 8GB以上
  3. ストレージ:1TB以上
  4. グラフィックボード:4GB以上

が動画編集を行う上で最低限の必要な容量になってきます。


次にソフトの選び方ですが、パソコンの種類によっては使えない場合があります。


例えばAviUtiという動画ソフトはWindowsに対応しているため、macOS(アップル製品)には対応していません。


自分が使おうとしている動画ソフトは現在のパソコンが対応しているかどうか、確認をしましょう。


動画編集ソフトに関しては、最後の章で詳しくお伝えします。



流れ2:ソフトに動画や画像をアップロードする

お手持ちのパソコンに編集ソフトが入りました。


最初にすることは、ムービーを作るにあたり必要な動画素材を動画ソフトに読み込ませる(=アップロードする)ことです。


動画がパソコンの中にあるだけではダメで、素材をソフトに読み込ませて初めて編集が可能になります。


動画以外にも、使いたい音楽や画像などがあれば、すべて読み込ませておきましょう。


お手持ちのソフトに「読み込み」「アップロード」というボタンを探してみてください。



流れ3:素材を切り貼りする

アップロードされた素材をつなげて一つにしたり、逆に不要な部分を切りとったりします。


動画の一部分だけを切り出して、つなげることによって徐々に動画としてまとめます。


初心者は、加工や合成といったことは気にせず、まずはアップロードした動画を切ったり貼ったりできるようになることが大切です。



流れ4:細かな装飾を施す(BGM、字幕など)

動画素材のつぎはぎができるようになったら、次はそれぞれの素材にテキストや飾りをつけましょう。


「エフェクト機能」を使うことによって、動画としてのクオリティをより高めることが可能です。


この「細かな装飾」はいくらでも細かく施せます。


プロのレベルになれば、編集でのアイデアやクオリティがクライアントの満足度を決める要因になるでしょう。



流れ5:一つの動画として出力する

最後に作った動画を出力して終わりです。


動画には様々なファイルの形式があります。


この「細かな装飾」はいくらでも細かく施せます。


例えばWindowsであれば、マイクロソフトが開発した「AVI」、Macであればアップルが開発した「QuickTime (.mov)」です。


たいていの場合、出力した動画をもう一度編集し直すことはできないので、注意しましょう。


動画を出力する際のファイル形式は「.MP4」を使用しておけば問題はないでしょう



動画編集をするときに押さえておくべき用語リスト~初心者編~

初心者でもわかる!動画編集のコツ

動画を編集している中で、特に初心者を困らせるのが用語です。


多くの横文字が並び、どれがどの機能なのか理解するまで時間がかかると思います。


ただしこれは動画制作・編集全般に共通することですので、
一度慣れてしまえば他のソフトを使うときも応用が可能です。


ある程度用語を知っておけば独学でつまづいたときもスムーズに解決することができます。


ここでは、副業やフリーランスとして稼いでいくために、必要な用語をまとめてみました。



1 動画編集で使用される比率や解像度など


・アスペクト比

画像の縦と横の比率(縦横比)のこと。

基本的にYouTubeは16:9のアスペクト比を採用しています。


他にも…

映画で多い

┗2.35:1 (シネマスコープ)

Instagramなどで使用される

┗1:1 (スクエア)

DVDメディアで使用される

┗4:3 スタンダード

などが挙げられます。


解像度(かいぞうど)

YouTubeにおける最適な解像度は次の通り。

2160p:3840×2160 

1440p:2560×1440 

1080p:1920×1080 

720p:1280×720 

480p:854×480 

360p:640×360 

240p:426×240


フレーム

動画において、単位時間あたりに処理しているフレーム(コマ)数を意味します。


・FPS(えふぴーえす)

FPSはFrames Per Secondの略語で動画を構成する個々の静止画の、1秒間当たりの連続表示回数を表します。動画のなめらかさを表す指標となる。フレーム毎秒。



2  動画編集で使用される用語


・スペック

PCなどの機材の性能のこと

動画編集は大量のデータを扱うため高いスペックでないと編集が難しい。


・圧縮(あっしゅく)

動画素材などのデータを圧縮して軽くすること。

画質や音質はその分落ちるため、クライアントに初稿データとして渡すときや確認してもらうときに有効。


・コーデック

動画・音声のファイルを変換する際に使われる圧縮や変換するプログラムのこと。


・エンコード

動画をソフトウェアで編集した後で、最終的に再生可能なファイル形式に変更すること。

Premiere Proで編集した動画を保存するだけでは再生できないので必ずエンコードをする必要がある。


・デコード

エンコードしたファイルを元の状態に戻す(復元する)こと。


・メモリー

PCにおけるプログラムの展開場所の一つ。

大きければ大きいほど、複数のアプリでの作業が可能です。

AfterEffectやPremiere Proなど複数のアプリを開きながら作業したい場合、このメモリーは強化することを推奨します。


・レンダリング

編集した動画をファイルに変換し書き出すこと、およびその作業のこと。


・プロジェクト

動画を編集するためのすべてのファイルをまとめたもの。

保存場所をわかりやすい位置に設定して管理しておくと動画制作スピードが上がります。


・プログラムモニター

動画や音声などの不要な部分をカットすること。


・トリミング

動画・音声のファイルを変換する際に使われる圧縮や変換するプログラムのこと。


・シーケンス

複数のクリップをまとめる機能。


・チャプター

マーキングを行い、特定の場所へ飛べるように編集する必要がある。


・クリップ

動画編集ソフトなどに取り込んだ動画素材のこと。


・ビン

フォルダーのこと。ソフト内で素材をまとめるのに便利です。


ネスト

ビデオクリップやシーケンスをまとめること。


・ミキサー

音源ファイルを編集するためのツールのこと。

ボリュームの調整やエフェクトの設定、フェードイン・アウトなど音に関する内容を設定する。


・リップル編集(りっぷるへんしゅう)

動画を紐付けて編集すること。

指定しないと素材を移動する際にすべての素材のタイムラインを随時合わせなければならず非常に大変です。


・キーフレーム

動画編集では、エフェクトの効果のポイントのことを指します。


クロマキー

特定の色を透明にすることで、主に動画の背景を独自の画像や映像で固定するために用いる手法のこと。

背景が青や緑の映像はこの機能を使えば簡単に色を抜くことができます。



3 動画編集で使用される効果の名称


・エフェクト

エフェクトとは英語で「効果」「影響」という意味を持つ。

動画やオーディオにつける特殊効果のことです。

タイトル出しや切り替えなど動画では幅広く使われます。

大きなパワーが必要となるため、ハイスペックなPCを用意する必要がある。


・トランジション

動画のつなぎ目のこと。

エフェクト効果を加えてスムーズに動画が切り替わるように見せることが多いです。


・暗転(あんてん)

動画の切り替え場所に噛ませるエフェクトのこと。

前のシーンがゆっくりと暗くなり、次のシーンがゆっくりと明るく展開される。


・ディゾルブ

切り替えのエフェクトの一つで、前の動画を徐々に薄くし次の新しい動画を徐々に濃くすることで場面を切り替える演出。


ズームアウト

アニメーションの終了位置のこと。


・ズームイン

アニメーションの開始位置のこと。


・フェードアウト

基本的な編集テクニックの一つで徐々に動画や音声などを減らしていく(消して)こと。


・フェードイン

編集テクニックの一つで動画や音声を徐々に増やしていく(表示させていく)こと。



4 動画編集で使用する音声


・オーディオ

音声のこと。


・ノイズ

雑音のこと。


・効果音(こうかおん)

動画内で使用される音声素材のこと。


・ミュート

音を消すこと。



5  動画編集で使用するカット


・カット

映像の不要な部分を削除(切る)することを指す場合が多い。


・カット割り

異なるカットをつなぎ合わせたり、不要な部分を削除するなど編集全般を行うこと。


・ジャンプカット

連動する動画の構図を同じにし、動画内の余計な間を切り取り時間を短くすること。

YouTube動画などで多く用いられる手法。



まとめ

初心者でもわかる!動画編集のコツ

動画編集の基本的な流れと、動画を作る際に押さえておきたい用語を解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。


動画や編集について、勉強しはじめたという方は「全然わからない」と感じるかもしれません。

ですが、動画編集はコツを掴んでしまえば一生モノのスキルが身につき、将来役立つこと間違いなしです。



スキルを身につければ、仕事や副業として活かすことも可能です。

「今は自己流で勉強をしているだけ」「スクールで勉強を始めたばかり」という方や、

「副業として編集作業を少しやっている」「フリーランスとして独立して案件をこなしている」というバリバリの経験者の方も、

基礎中の基礎を押さえるという意味でも、こういった基本的な知識やコツを改めて振り返ることも非常に大事だったりします。



この記事が皆さまの何かのお役に立てれば幸いです!



皆さまに共通して言えることは、ぜひ楽しむことを忘れずに、動画編集・動画づくりを極めて欲しいです!



次回は、動画を作るために知っておきたいこと、副業として動画編集を行う際のハウツーについて紹介いたします。


次回もどうぞご期待ください。


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