2021.10.20
話題の新サービス「lit.link」社長による、「動画マーケティングに活かそう!SEO目線で見たGoogleとは?」
2021.06.30
■2/27 (日)
話題の新サービス「lit.link」社長による、「動画マーケティングに活かそう!SEO目線で見たGoogleとは?」を行っていただきました!
今回は「lit.link」を展開しているTieUps株式会社の社長・小原さんにGoogle検索上位に上がるお話だけではなく、
どうすれば成果が上がるコンテンツを作れるのかまでをお話していただきました!
YouTubeを自分でやっていきたい方だけでなく、編集や企画から関わりたい方にも参考になる情報ばかりで視聴した生徒にも大きな刺激となったようです。
この記事では、ドガポンに興味がある方に向けて、セミナーの様子を一部抜粋してお届けいたします。
♦︎目次
1. 挨拶、自己紹介
2.今までの経歴
3.アルゴリズムとコンテンツの関係
4.代表的なアルゴリズムとは?
5.なぜGoogleのアルゴリズムをロボットが理解できるのか?
6.Googleの優先度
7.非リンクとは?
8.評価要素とは?
9.サイトの質
10.本当に気づいて欲しいのは?
11.InstagramのSEOについて
12.TikTokのアルゴリズムについて
13.YouTubeとGoogleのアルゴリズム
14.アルゴリズムとAIの違いは?
15.アルゴリズムもAIも万能ではない
16. 最後に
小原さん
会社員として勤務しながらブロガーとして活動。
その後、起業しlit.linkというサービスを開発。
・lit.link
https://lit.link/
・小原さんTwitter
https://twitter.com/Fumihiro_Ohara
1. 挨拶、自己紹介
はじめまして、TieUps株式会社の小原と申します。よろしくお願いいたします。
今回はドガポンマーケティングセミナーの名前にある通り、動画のコンテンツを作ってる方が非常に多いのかなと思っていまして、
単純にGoogle検索上位に上げるというのではなくてですね、動画や写真などコンテンツを作るときにアルゴリズムを理解をすると成果が上がるコンテンツが作れるということがあるので、それについて今日は説明していきたいなと思います。
まず、私小原がどういう者なのかというのを説明したいと思います。
今、展開していますサービス「lit.link」というものは、
ご自身の無料のプロフィールのホームページを作成をして各SNSをひとつにまとめるものとなっています。
TikTokなどSNSがどんどん増え続けている状況になるので、それを1ページにまとめて、
それによって各SNSから他のSNSへの流入であるとか、
あとはご自身でやられているブログであるとか、いろんなところの導線を引っ張っていくことで相互の影響力を拡大していけるというサービスになっています。
サービスの特徴としては単純にリンクを貼るだけではなくて、YouTubeの動画であるとか、あと最近でいうとClubhouseとか様々です。
リンクを1ページにまとめていくことがスマートフォンひとつで簡単にできるというものになっています。
近々データ分析ノート機能もついてくるので、無料で使えるホームページに使えるようなサービスです。
2. 今までの経歴
僕の経歴なんですが、主なキャリアとしましては
20代に10年間小売りをしていました。
ノジマ電気という電気屋さんの子会社の代表をやっていまして、そこではIT 戦略長というのもやっていて
POSデータの分析をもとにそれをマーケティングに活用するというようなことを20代からやっていました。
その後のマクロミルという日本でトップのインターネットの調査会社でも
データの分析と、それをマーケティングに使うというような専門的なことを行っていました。
そこから社員1号としてSnSnapという会社の立ち上げ、
同じく今までの流れ通りデータを活用したマーケティングでSNS領域をやっていたということになります。
特徴的なのは、その当時創業したてのベンチャーであると、取引先っていうのは中小企業は中小企業の相手をするとか多いですけど、元々の大会社から発足したチームってところもありまして、外資系クライアントを中心にやらせていただいたことによって、
アメリカの、特にシリコンバレーの中心トレンドっていうのを抑えることができたかなと思っていまして、その知識をもとに今日はご説明したいなと思っています。
SnSnapの会社でいうと、データの分析はそれをどうコンテンツに生かすかってとこで
まさに右下が僕が開発していた色んなサービスなんですけど、イベント会場で投稿してもらうことによって、
それが読売ジャイアンツさんなんかでいうと、
大きなサイネージビジョンに投影されてファンが楽しめるというようなサービスを作ったんですが、
それは実は楽しむだけじゃなくて、裏側にはデータの取得があって
それを次の反省にどう活かすかなど、戦略立てを行っていたという経歴になります。
その後起業して、先ほどのようなサービスを作っています。
今のは表の経歴なんですけども、サラリーマンでやってる時代からブロガーとしても活動をしていまして
一応SEOのライティングの実績でいうと、作ったメディアのPVは年間50万ぐらいで、
副業でやってたブログの売り上げでいうと年間で、立ち上げ一年目で4,800万円ぐらいでした。
ブログなのでほとんどこれが粗利になるっていう形で、売り上げは小さいけど利益が大きいというか、割とこの辺りの領域は専門的にやっています。
先ほど紹介したlit.linkというものは、立ち上げ2ヶ月でPV100万ですね。
今、急激に伸びていまして、
あと数日すると月間PVが500万くらいに伸びそうな流れになっていて、割とこのあたりの実績は積んでいる形です。
3. アルゴリズムとコンテンツの関係
本題に移りますが、SEOと伝えてたんですけども
アルゴリズムとコンテンツの関係について今日はご説明をしたいと思っています。
そもそもアルゴリズムとは何なのかですね。
簡単にいうと機械の方で人間の行動っていうのを計算によって判断している仕組みですね。
その仕組みのことをアルゴリズムといいます。
アルゴリズムというものを理解する価値ですね。
これはコンテンツメーカーにとっては、僕は今なによりも大事だなと思っていて、
なぜかというと、今結果が出るコンテンツというのは人の感情ではなくてアルゴリズムによって判断をされています。
なので結果が出るコンテンツを作るにはこのアルゴリズムを知らないといけないということです。
なぜ結果が出るのかというと、プラットフォーム側がいいコンテンツだと判断すると
他のフォロワーに勧めたりとか、拡散していくように広がっていったりすることが起きるので
本当に理解しないでコンテンツを作ること自体は僕は危険なんじゃないかなと思うぐらいです。
単純に、人間にとって見やすいであるとかだけではなくて、
アルゴリズムがどうなっているのかというのをしっかり理解するべきなんじゃないかなと思っています。
よくあるキャプチャーですけども、バスケで言うとリバウンドを制するものはゲームを制するというんですけど、
僕でいうと、アルゴリズムを制するものはコンテンツを制するという考えが正しいのではないかと思います。
そもそもそのアルゴリズムをシェアされるコンテンツって、どういうものなのかというと、
先ほど、人間の感情を考えるよりアルゴリズムを考えた方がより近道ですよってお話をしたんですが、
アルゴリズムっていうのは結局は人間が作ってるもので現段階でいうと設計が必要なんですね。
その設計をしている人間というのは、人間の感情を予測をして、多分この人がクリックしているのがこれだからこれを出してあげようというのは、
人間が考えて設計して、多分こんな感情だからこういう風に機械に組んでおこうってものなんですね。
なのでアルゴリズムを理解することは、人間の感情にも届くコンテンツということに一直線でつながってるので、
良いコンテンツっていうのはアルゴリズムにも感情にもきちんと刺さるものにもなると思います。
4. 代表的なアルゴリズムとは?
ここからが本題なんですが、代表的なアルゴリズムというものをご説明をしていきたいと思います。
まずはやはりGoogle、ここから入るのが一番いいかなと思ってまして世の中でSEOといわれてる領域ですね。
世界的にアルゴリズムによって売り上げを世界規模で上げた最初の会社かなと思っていまして、
その検索されたものがその人の検索目的に合ってるかどうかであるとか、
そこを最適化することでより検索者が増えて、Googleは逆にアルゴリズムなしでは最適なコンテンツを出せないし、こんなに伸びなかった。
アルゴリズムの会社だといっても過言ではないということですね。
Googleのアルゴリズムの流れとしては、もともと2000年の初期の頃は本当にテキストのみで判断するようなアルゴリズムだったんですけども、
最近のトレンドとしては、アルゴリズムは理解して
領域を画像などに広げてきているという流れがあります。
それで実際に、GoogleのいわゆるSEOといわれてるものに関して、
ここを深く理解すると、その世界で一番代表的なアルゴリズムが何をしてるのかといったことが分かるので、
それによって、他のサービスのアルゴリズムに関してもどんなものかっていう理解が進みやすいですね。
じゃあ、そのSEO屋さんは何をしてるのかというのを
全てではないですけど代表的なところで説明をしていきます。
まず、この左にサンプルでMERYの記事を出してるんですけども、Googleがこれはアルゴリズムでどう判断するかというところを順を追って説明していきますと、
まずは、そのテキストといいましても
テキストの中で読み込む優先順位というのを決めていまして、それは、主にタイトルが一番優先度が高いということになっています。
なので、このMERYの記事でいうと上の
「派手アイテム=NOTごちゃごちゃ。柄入りアイテムを使ったキレイめ大人っぽコーデ6選」と書かれている一番大きなタイトルというのが、このテキスト情報の中でも平行で同じ価値として扱ってるんではなくて
一番プライオリティをあげてGoogleが検索に引っ掛ける要素になっているんですね。
その次にタ、イトルの下に「柄がごちゃごちゃしたイメージはおしまい」と書かれているところがありますが、これが子タイトルですね。
親タイトルが一番トップになるもの、子タイトルがその次の見出しってところですね。
こういった、見渡せるにはどこの項目に載せるかっていうところ、
その記事を書くのであれば、一番上に持ってくる文字、つまりタイトルが一番重要であろうっていうことを、人間が仮説を立てて作ってるんですね。
それをもとに検索結果を変更した結果、ユーザの方が高ければ正だし、そうじゃなければだめだねっていうのを
繰り返して、何十年も繰り返して作ってるものになっていて、
タイトルやその見出しの優先度の高さというのは
結構初期の段階からそういう構造になっていて、今も変わらない普遍的なものですね。
他にもですね、そのテキストのその文字の重要度を見抜くために装飾っていうものをGoogle側が見ています。
それは例えば、何かこの文章の中で目立たせたい箇所がもしあった場合、そこに下線を引いたり太文字を使ったりということをします。
5. なぜGoogleのアルゴリズムが理解できるのか?
なぜそれをGoogleのアルゴリズムが理解できるのかというと、これはHTMLという一番シンプルなコードでウェブサイトが書かれていて
そのコードに装飾をする際には、太文字であればボールドというコードを使って書きます。
なので、Googleはコードさえ読み込めばどこの文字にボールドがついてるかとか、どこの文字にタイトルがついてるかっていうことを一目でわかるわけですよ。
それによってこの人は何を伝えたいのか、何を大事だと思って記事を書いてるのかっていうことが
自動的に読み込めるようになっています。
で、このタイトルに入ってるこの文章を評価するっていうことなんですが、
それももう少し深掘りして話しますと、
単語単語の重要度を上から順番に優先度をつけています。
この記事でいうと、派手アイテムっていうのをひとつの単語として扱われたら
Googleがそこの文字が一番重要、次はもっとごちゃごちゃこれは二番目、柄入りアイテムを三番目…とざっくり優先度を付けていきます。
なので、アルゴリズムというのは
人間が数学的に考えられるものを行動に起こしてるものになるので、1回そのパターンを理解できると再現性が高く対策していけるわけですね。
SEO屋さんと呼ばれる業種があって、何度違う記事を書いてもGoogleの評価を上げていけるということができるということですね。
6. Googleの優先度
今タイトルがどういうふうに読み込まれていってるのかっていう説明をしました。
タイトルとその目次っていうのは今と同じようなルールなんですけども、その目次ですね、
この「柄=ごちゃごちゃしたのはおしまい」っていうのが目次なんですが、その目次っていうのはですね。
6段階ぐらい優先度をつけるタグっていうのを自由に設定することができまして、H1タイトル・H2・H3・4・5・6…とタグを目次につけることがサイト作る時にできるんですね。
それをマークアップっていうんですけど、
この目次は非常に重要であると思ったらH1という目次をつければGoogleが優先的に呼んでくれる。
で逆に、1・2・3・4・5・6ってプライオリティが下がっていくので、そういうのを使い分けてGoogleにうまく読み込ませるっていうのがSEO対策の手段のひとつなんです。
他にもテキストです。
テキストの文章ももちろん読み込まれるんですが、その文章も書き方にコツがありまして、さっきと同じ理屈ですね。
基本的には出来る限りユーザーが多く触れる箇所、
一番上の方に来てるテキストほど、重要度を高く読み込んでくれるので
このタイトルコーデタイトル6選の下にある「柄物アイテムでちょっと着こなし間違えたな」とかっていう文章をGoogleが読み込んでくれますね。
これは、作っている会社がアメリカというところの影響もあります。
日本でいうと、日本語で書いた場合って結論を最後に持ってくるんですが、
海外って基本的には結論を最初に持ってくる傾向があって、そういうアルゴリズムの設計も初期段階からそれになっていますね。
なので、日本ではアメリカで作られたアルゴリズムが、うまくはまらない場合は、日本寄りに修正するということをGoogleはしてるんですけど、
2000年代から結局、その一番上の方の記事のプライオリティが高いことで、どの記事もアメリカに合わせて
日本人にも合わせて記事を書いていることが多いってこともあって、
そこは今も変わっていない、アメリカの文法が使われたアルゴリズムが作られているという感じです。
テキストについて、後でまた説明するんですが
検索意図と一致しているかというところ、優先度というのは今いった海外の位置です。
一番トップのとこに書いてあるのか、もしくはその目次下の方に書くにしても、
目次の下に置くのか、もしくは目次に絡ませた表現になってるかという文章の流れまでアルゴリズムが読み込めていますので、
そういった意図、優先度、位置っていうところを基に評価をしてるというものですね。
ここは10年くらいの話なんですけど、
画像についても検索意図、優先度、位置を読み込んでくるようになりまして、
特に画像のプライオリティがどんどん今は上がってきているという形です。
他にもユーザーの行動データを見ていまして、
皆さん普段意識されてないと思いますけども、Google Chromeを使っていつの間にかGoogleのログイン状態になってるんですよね。
これは、皆さんのアカウントが性別・年代・どんな行動で、普段何をしていてなど、もう本当にどっからどこに行っても全部バレれてますね。
というように、ユーザー行動をGoogleが細かく見れる状況にありまして、何をしてるかっていいますと、このページにアクセスしたら何秒間滞在してるかも見てます。
さらに離脱箇所、どこまで見たけど抜けたかや
コンテンツの中でどこに注目して指を止めるのかなども見てます。
7. 非リンクとは?
次に非リンクって要素がありまして、こちらはこの記事をどこのサイトがリンクしてくれたかですね。
例えば別のブログで引用してくれているとかで評価は上がりますし、他にもTwitterもひとつのサイトとして
Googleが見てくれるので、Twitterにリンクしてくれる、
非リンク以外にSNSの評価というものも、そのページの評価に読み込むように今はなっていまして
それは、Twitterに引用したコンテンツがどれぐらいリツイートされてて、そっから流入がどれくらい入ってるかとかも分かっていて、すごいバズるとかですね。
今Googleにdiscoverって機能がありまして、何かっていうと
Googleでまだ何も検索してない人、検索してないChromeのページのおすすめ欄に載るっていうのがあるんですけど、SNSでバズるとそこにも載ったりっていうのがあります。
なので最近のブロガーは、SNSを絶対に運用していて、自分のコンテンツなんだからまずは自分でリンク付で紹介するし、しかもそれを拡散してもらえるようにしたいということですね。
非リンクも今いったSNSの一種です。
だからこのページのリンクを他のページである
とかSNSが付けてくれてる、数が多いと評価が上がる。
そこから実は関連度っていうのがありまして、
これは例えば
このMERYという記事があったとして、これは女性のファッション系を書いてるとしましたら、同じくファッション系で評価の高いサイトがリンクされましたっていったら、
この記事、またはこのドメインの評価がすこぶる上がるんですね。
仮にそれが評価の低いサイトから、
例えばアダルトサイトからリンクされた場合は、同じリンクでも評価が下がるって場合もあるんですね。
僕らSEO屋さんも困っちゃうのが、2CHとかでも評価下がる場合があるんですよ。
2CHなんて評価されてリンクされる場合があるんですけど、書かれているスレッドによっては非常に評価の低い内容、Googleの言語分析的に書いてるスレッドもあって、そこにリンクされてしまうと評価は下がってしまう。
なのでSEO屋として何をしてるかっていうと、
来たリンクをこれはサイト紹介ちゃんとしてくれてるから承認する、もしくは否認するということが
実はコード上でできまして、そういったことをして評価をきちんと守ることをします。
8. 評価要素とは?
評価要素っていうのは、需要の部分ですね。
これは検索ボリュームです。
例えば、Clubhouseというものが先月流行りました(※2021年2月現在)けど、
そこの検索ボリュームが多い記事を書いていれば
このサイトは今検索ボリュームが増えたり、評価の高い記事を書いてくるサイトなんだなっていうことで評価してくれると、というのがあります。
あともうひとつ、Googleがすでに発表している即時性アルゴリズムってのがありまして、これがすごく美味しいんですね。
Googleがこの記事が評価高いというのを判断するのには、評価している要素はもう今の主要なもので説明していて何十個ですけど、そこからまた細分化して何十万という単位で評価してるんですよね。
でも今いったものが大体一番影響度が大きいところなんで、おさえていれば良い記事が書けるのですが、
普通サイトを上げてから、サイトが正しく評価されるまでって結構時間がかかるんですよ。
なので、徐々にGoogleの中で評価が上がって、記事が上に行くとかよくあるんですね。
そういった面倒くさい評価とかを一気に吹っ飛ばす方法ってのがありまして
何かって言うと、NEWクエリといわれてるもの。
クエリっていうのは検索ワードのことですね。
その新しくトレンド発生したものというのは、そういったややこしい評価をするのはロボットだとしても時間かかるんですよ。
世界中のサイトを見てますから、それに対してGoogleのホストコンピューターのサーバーの計算があるんで、結構時間かかるんですけど、
NEWクエリというのは全然違うルールで動いてまして、そのNEWクエリを拾う専用アルゴリズムなんですよ。
これはですね、めちゃめちゃハックするのが楽で
何かっていうとその評価項目がめちゃくちゃ少ないんですね。
ほとんどアクセス数とタイトルとテキストとかの、ざっくりとしたものしか見てないので、さっき話をしましたClubhouseも1月の前半には海外の記事ほとんどないわけですよ。
ところが1月の後半に突然流行り出しますと、そこに対して検索の量が突然1日何万何十万と来ますと、
そうするとGoogleからするとすごい人が来てるから、お客さん送ってあげなきゃいけないっていうことでいい記事ないかなって探すんですね。
この時何をするかっていうと、その瞬間に新しく上がったものを優先的に読み込む。Clubhouseというものが流行りました。で、その瞬間に新しくあげられた記事。
普通だったら順番待ちだけど、優先してアルゴリズムが拾いに行き、いきなりビッグワードで上に行けるんですよ。
だから何かSEOで上にいきたいって人は、
このNEWクエリを意識すると、他の諸先輩方のサイトを無視して上に行ける可能性がある。
かつ二度目に美味しいのがですね、ブログを始めたばかりだとですね、
サイトの、後で説明するんですけどドメインパワーっていわれるサイトのパワーがまだ上がってない状態で
全く同じ内容の記事をAさん・Bさんが書いて、Aさんがドメインパワー60、Bさんが20だとしたら、上がるのはAさんになっちゃうんですよね。
普通勝てないんですけど、そのNEWクエリっていうものを獲得して上に行けたユーザーというのは、そのドメインパワーを上げるためのGoogleのロボットのパトロールが素早く回ってくるという特性がありまして、
普通ブログを立ち上げて3ヶ月間ぐらいは、Googleは殆どそのサイトを評価しないんですよね。
その間いろんな記事を書き続けて、Googleにそのラブレターを送っていくことをしてやっと上がるんですけど、
NEWクエリをヒットさせると、突然その向こうのGoogleの方からお出迎えが来るっていう形になってきます。
なので、初めてサイトを作って立ち上げ中という方は、NEWクエリを取りに行くと、一気に逆転できる可能性がある。
突然人気になったものを、もうどこよりも早く良い記事をたくさん書くというのは、すごい評価が上がりますということです。
9. サイトの質
次に、サイトの質っていうのを見てまして、これは「鮮度」のことですね。
それは、この記事がどのくらい新しいかってことです。
最近はリライトといって、例えば12月に書いた記事を1月に文字や文章を直すと
Googleがこのサイトは他に新しい情報を付加したから鮮度が高いって評価をするので、リライトはみんなやりますね。
後は読み込みスピード、同じ記事であっても早く読み込まれる方が評価が高いということですね。
加えてモバイル最適ですね。
モバイル最適というのは、このパソコン用に作ってるサイトっていうのが、スマホでもちゃんと見やすいフォントサイズでレイアウトになるかということです。
これは、皆さんがブログをもし書くとしたら、
オートレスポンシブっていって、スマホはスマホ用に勝手に表示が変わるようになってるんですけど、
それがちゃんとできるように、作るときは十分気をつけてください。
最後にですね、実は伸びているアルゴリズムの要素は
言葉が多分合ってないんですけど、バリアフリー要素というのありまして、
何かというと、要は目が見えない方などへの配慮がされているかです。
そういった方でもこの記事が読めるのかという視点があって、目が見えないのにどうやって記事読むんだって話になるじゃないですか。
目で読めなくても、今の技術なら自動音声で読み上げたりとかできるわけですよ。
その時にですね、画像の部分を読み込めないわけですよ、自動音声では。
なので、この画像に「画像には一体何が書いてあるんだ」というのを説明してあげるタグ、オルトタグというものがありまして、
例えば「これは女性が座ってて、コーヒーが2個置いてある写真だよ」みたいなことをオルトタグに書いてあげると、Googleからすると、「この記事を書いてる人は人類全体に対してちゃんと記事を書けてる人だ」と評価が上がることがあります。
10. 本当に気づいて欲しいのは?
ここまでが、ざっとGoogleアルゴリズムを意識してSEOをやるんであれば抑えた方がいい項目ですね。
いっぱいあったと思うんですけど、
でもですね、気づいてほしいのはいってることは至極真っ当なことがアルゴリズム化されてるんですよね。
なので、結局人にすごい見やすい記事、人にとって必要な記事ってものを書いていたら
逆にここがすごい揃ってくるってことなんで、いくらアルゴリズムといって考えても、
結局人が作った人の感情に沿うようにそういうのは設計されてるっていうことです。
少し話しました検索意図というのがありましたが、
検索意図というのは、検索する目的が何なのかということで、
これもGoogleが発表してる情報では
Knowクエリ 何が知りたいか
GOクエリ どっかに行きたい
Doクエリ やりたい
Buyクエリ 買いたい
検索目的は大きくこの4つに分類化されて、
それに最適かどうかっていうの判断するんで何か、何か記事を書く時にこれは何が知りたいって人に向けて書いているのか、
もしくは、何を買いたい人に向けて書いてるのかというのを判別して、使う言葉もBuyクエリだったら買いたくなるような文章にしていくことでGoogleがちゃんとクエリにあってるなっていうことを評価していく感じになってます。
これまでがGoogleのアルゴリズムが大体こんなもんだよねというのを説明していきました。
11. InstagramのSEOについて
それをもとにInstagramの説明をしていきます。
Googleと一緒なんですが、Instagramの最初はタグに頼ってたんです。
結局画像を解析するのって非常にコストかかるんですよ。
それはサーバーであったり技術者であったりすごいお金かかるんで、InstagramがFacebookに買収される前までは
主にタグも見ていて、タグの文章をもとに
このコンテンツが何かっていうのを判断してたんですね。
今はそれが状況が変わって、やっぱり画像がちゃんと認識してきてるというトレンドになってます。
Instagramには、Instagram社が公表しているシグナルという概念がありまして、シグナルというのは評価ポイントです。
そのコンテンツの評価の数値を積み上げていって
いいか悪いか判断してると、Googleとほとんど一緒ですね。
結局Googleとほとんど一緒なんですよ。
コンテンツ関連度、例えば猫ちゃんなら猫ちゃんでまとめる、とか。
次にフォロー関係、このアカウントはどんな人とフォローしてどんな属性かっていうもの、
他にもですね、ここ、みんな知らない方が良いんですけど、
実は最近特に伸びてるアルゴリズムが
コメントの返信、DMの返信、保存この辺りですね、
まさかDMまで見ないでしょと思ったかもしれないですけど、DMの中身を見るってよりは
例えばフォロワーさんからくるDMを無視してることよりも
きちんと返信してる方、その方はきちんとユーザーと繋がって評価されてるって判断してるんですよ。
これもファクトデータでABテスト結果とかありますので結果に出てる話です。
他にもこの記事の写真の保存、いいね、リプライ、投稿の読了率って見てまして、
何かっていうと今って複数写真をあげると思うんですが、
それが何枚まで見られてるかというのも実は見られてます。
他にもメンションされてるかどうかですね。
この辺りがシグナルになっていて、みんな何かいい写真あげれば「いいね」されて伸びると思ってると思うんですけど、実はそうじゃないんですよね。
それはInstagram側の考えでいえば、「いいね」を獲得するんであれば、アカウントをいっぱい作ったロボットが評価を押してあげるってことが出来るし、周りがみんな好まないコンテンツが上に行くってことがあるわけですよ。
そこといたちごっこして対策していくうちに、本当に評価が高いものが何か分からなくなりますよね。
それは本当の人間・人物があって、かつ周りに好かれてる人であって、それが本当は評価が高い。
人軸で評価をしていると。結局こういうことになってるんですね。
知らない人も多いんですけど、DMとか保存、いいねとか裏側のことも見られていてこれらのシグナルを上げる方法って結構難しそうに思えるかもしれないんですけど、ストーリーズが一番効くって言われてます。
それがですね、このInstagramはどうしても投稿自体は非常にコメントとかがなかなか付きにくいのですが、
ストーリーズは日常をあげるようになってるので何か見たものに対してそこ私も行きたいってDMしたりとか、
みんながアクションしやすいんですよね。
ストーリーズを使ってよく皆さん質問箱とかやってるじゃないですか。
ああいうのってなぜやってるかっていうとシグナルが溜まるからなんですよ。
その辺を分からずにやっているインフルエンサーはいっぱいますけど、最初に始めた人はこの辺分かっていてやってるということです。
12. TikTokのアルゴリズムについて
最近すごいアルゴリズムで面白かったのがTikTokです。
TikTokはフォロワー数が少なくても100万再生されるスーパーアルゴリズムですね。
今まではその評価の高い、良いものだけを見せるって世界でした。
ただ中国で参上したTikTokは、それだと他のSNSに勝てないと。
例えば、動画コンテンツをInstagramで上げると、
じゃあどうすれば後発SNSが勝てるのか、それには後発のクリエイターを伸ばすことになったんですね。
それによってまだ全然影響が無くてもTikTokを見てる、動画を見る人にとって面白ければ
リコメントしちゃおうということで、一番見られてるのが最初の1秒間にユーザが何してるのか、
1秒間見た結果、その後も継続的に見てるのかとか、スワイプで終えちゃうのかとか、すごくそこが見られていて
その後も何秒まで見てるか、特に1秒アクションがすごく大きいですね。
他にも視聴時間、いいね、シェア、コメント、リプライ、関連度など、これはInstagramに近いですね。
誰をフォローしてるかとか、そういう関係は抜きにして
このコンテンツが面白ければ広げちゃおうっていうのがTikTokです。
やっぱりTikTok、Instagramのアルゴリズムの違いとか、TikTokのアルゴリズムの特徴とかその辺理解をすると、
同じコンテンツを作っても全然伸びが違うので、やっぱりアルゴリズムを理解するべきだと思います。
13. YouTubeとGoogleのアルゴリズム
YouTubeは、Googleが買収したんで
実はというとGoogleとアルゴリズムがすごい似てるんですよ。
でもYouTuberの方って、これを知らないことがすごく多くて、
例えばその概要欄のテキストやあとはしゃべってる言葉が文字変換をGoogleでできてるんですよ。
それがどうとらえているのかとか、その辺りをすごく見ていて実はYouTubeはSEOを理解すれば、かなりハックしやすい媒体になっています。
YouTubeで飛躍をするには国際化。
グローバルに対応するというのが実はすごく大事になっていまして、
喋っていても翻訳ができるんですけど、それを正しく翻訳できないってことをGoogleも理解しているので、その代わりに2次情報として喋った内容をテキストで入力できるんですね。
それを例えば、他言語で入れると対応した国の検索とかに一気に引っかかるというのがあったりします。
今YouTubeで後発で勝つの難しいと思うんですが、
実はグローバル対応コンテンツが、今の日本では不足しているといわれていて、日本人向けに日本語で喋ってテロップ入れて終わりになってるんですよ。
日本では後発で勝てないから、
アジア圏に向けて他言語化のGoogle対策をしたコンテンツを作って伸ばすっていうのやってかなり結果が出てますね。
今、音声の翻訳の話をしたんですけど、音声の変換っていうのは、この21世紀現在においても全然うまくいってないんですよね。
また、どんなにやっても限界があるっていわれていて、
それがどれぐらい不正確を理解するには、Alexaと喋るとかですね。
リードミスとかめちゃめちゃあるじゃないですか。
あと、僕はGoogle翻訳ではこういう使い方もしまして、
それは自分が書いた文章を英語に変換してみる。そして英語から日本語に変換する。
すると自分の書いた文章がGoogleがどれくらい正しく読み込んでるとか分かるんですよ。
話し言葉と書き言葉ってあるじゃないですか。
話し言葉で待ってるとGoogleは間違った翻訳をして、間違って戻してくる。
これは何が起きてるかっていうと、そういう文章ってGoogleは理解ができてないから、評価がついてないんですよね。
音声読み込みも、テキスト読み込みもさっきからGoogleはすごいっていいましたけど実は全然万能じゃない。
それを理解してコンテンツを作ることが本当に大事です。
動画についても、動画をちゃんと認識してすごいと思うかもしれないですが、実はそんなことなくて細切れにしてるんですよね。
画像を細切れにして、キャプチャをもとに画像認識してるってことをしてます。
これはもう、サーバー負荷を下げるとか、いろんな理由があるんですけど、そうなると自ずとコマを意識した時にこのコンテンツをちゃんと読み込めるのか、どういうものが写ってるか認識できるのかとか、そういったことを意識してコンテンツを作れば、
Googleであるとか、プラットフォーム側が認識しやすいコンテンツになっていくっていうのが実はあります。
14. アルゴリズムとAIの違いは?
アルゴリズムの話をすると、AIと一緒にされる方が多いんですけれども
アルゴリズムというのはあくまで人間が設計してその通りに動いてるものです。
基本的には大量にデータを入れることによって、特徴をつかんでいって判別できるというのが、みんながいうAIですね。
AIについては、世の中「AI、AI」っていわれたりしてますけど
文章認識とかその辺りはあまり使えてなくて、
理路整然と理屈に合う、人間が考えた根拠の通りに設計されてるので、それを踏まえてコンテンツを作ればいいって感じです。
15. アルゴリズムもAIも万能ではない。
結論はアルゴリズムもAIも万能ではなくて、結局人間の感情に近づけて進化してるんで、ユーザーの感情を考えながら作るのが大事だし、
その反対にですね、これは大事なんですけど今日発表の結論として存在しないデータは検索できないんですよ。
自分が書いたつもりでも、さっきいった必要な要素に文章を入れたり画像で伝えたり、きちんと相手の立場に立つっていうのをアルゴリズムの立場に立つと、
アルゴリズムはきっとこう読み込みたいから適当に投げるんじゃなくて、こう伝えてあげようってことをすれば伸ばせるんですね。
あとTikTokでいったら、最初に1秒間でスワイプされないようするにはどうしたらいいかを考えると
アルゴリズムに正しく情報を伝える翻訳者になるのが、クリエイターとして成功する秘訣なんじゃないのかなと思います。
最後駆け足だったんですが、僕からは以上です。
本日はありがとうございました!
編集後記
小原さんからしか伺うことのできない、
アルゴリズムについての詳しいお話や最新トレンド、そして今後に活かせるノウハウまで、大変多くのことをお話していただきました。
YouTubeや動画に関わっていく仕事で活躍していきたい受講生には特に響いたのではないでしょうか。
また、動画編集だけではなく、将来はマーケティング領域やディレクター領域にも携わっていきたい受講生には貴重な最新情報として伝わっていた模様です!
小原さん、本当にありがとうございました!